プロ弁護士の思考術
文章が少々脱線気味ですが、実務の心得として読む値打ちはあると思います。トラブル対応や原因究明で苦労した方なら結構食い入るように読んでしまうかも知れません。系統立てて分類して例を入れて書いたというよりも、経験談をまとめてから分類してみて「思考術」っぽく仕上げたという印象があります。とは言っても悪い意味でなく、読んでいてかなり面白いです。工学系の本には余り見かけない「どちらも正しい」事を堂々と書いている本です。特に本書P119『・・・ちなみに、裁判所の判断も「正しい」ということではない。法制度として「正しいものとしてとり扱う」ということにすぎない。・・・』というくだりは新鮮でした。
我々の実務での技術的問題解決においても手段が一つという事は少なく、社内的・政治的にベスト(と思われる)の手段を取れない事も多々あると思います。そういった意味での思考例・シミュレーションとして本書はかなり有効ではないかと考えています。
以下は出版社の紹介ページです。
http://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-65936-7





